2024年9月9日、株式会社ムロオシステムズ(本社:東京都、代表取締役社長 潘忠信)は、キルギス共和国エネルギー省との間でチョン・ケミン水力発電開発に関する投資契約を締結しました。署名式は、斎藤健 経済産業大臣の立会のもと、経済産業省で実施され、正式な手続きを完了いたしました。
同日、斎藤大臣とキルギス共和国のイブラエフ エネルギー大臣との会談が行われ、経済およびエネルギー分野における二国間協力について意見交換が行われました。会談後、エネルギートランジションに関する政府間覚書が披露され、両国間の協力関係の進展が確認されました。
当社が推進するこのプロジェクトは、キルギス共和国における日本企業によるエネルギートランジションプログラムの第一号案件であり、両国にとって重要なマイルストーンとなります。プロジェクトの基本合意は2022年12月に締結し、2023年11月にはLOI(意向表明書)が締結いたしました。その後、準備や交渉に時間を要しましたが、当社執行役員の二宮暢昭は次のように述べています。「中央アジア5カ国への再生可能エネルギーのプロジェクト推進に関しては、過去の事例が少なく、キルギス政府及び日本政府の皆様の多大なるご尽力と支援を賜り、今回のBOO方式のHPP投資契約に至ることができました。今回の投資契約は、約35億円の規模で、キルギス共和国の再生可能エネルギーインフラの発展、特に厳寒期の停電の対策として貢献することが期待されています。当社は今後も海外での再生可能エネルギー関連の事業の開発を継続してまいります。」
*BOO方式:Build, Own and operate, 当社が建設し、所有権を保有の上、運用を実施する方式。
さらに、キルギス政府の要請に基づき、バドケン州における太陽光発電プロジェクトの検討も合意され、関連するMOU(覚書)が締結されました。
【概要】
日時:2024年9月9日(月)11:25〜
場所:経済産業省本館17階 第2特別会議室
署名披露者:
(日本側)
斎藤 健 経済産業大臣
株式会社ムロオシステムズ 代表取締役社長 潘 忠信
(キルギス側)
タライベック・イブラエフ
キルギス共和国 エネルギー大臣
キルギス公社提供イメージ図